混合肌の原因は間違った化粧品選びと生活習慣にあり!
Tゾーンはテカるのに、Uゾーンはカサカサ…
同じ顔の中なのにどうして…?
そんな悩める混合肌の原因をご紹介していきます。
混合肌の原因、それはお肌の中が乾燥?
混合肌、というと部分的に皮脂が多く出たり、かと思ったら他は乾燥したり…
どっちに合わせてスキンケアをしていいか分からないし、いっそ場所ごとでスキンケアを変えなければいけないのかな、なんて思ってしまいますよね。
しかし混合肌の原因は、実はお肌の中が乾燥していることにあるんです。
ではお肌の中、とはどこでしょう。
上の図は、お肌の角質層と呼ばれる、お肌の一番上の層です。
一つ一つ細胞があり、その中にNMFと呼ばれる保湿因子がいます。
そして、細胞の間に細胞間脂質と呼ばれる潤い成分がいて、細胞同士を繋げつつ潤いの役割も担っています。
そして一番上に、皮脂と汗が混ざった皮脂膜があります。
図を見て分かる通り、お肌の潤いは細胞間脂質が8割も担当しています。
つまり、お肌の乾燥、というと基本的にはこの細胞間脂質が減って乾燥している状態のことを指します。
この細胞間脂質には弱点があり、1度減ったり洗い流されてしまうと、元に戻るのに数週間かかるということです。
そのため、細胞間脂質が減ってお肌が乾燥すると、細胞間脂質が元に戻るまでは1番早く出せる皮脂を出して、とりあえず潤いを保とうと頑張ります。
この時、毛穴が多く皮脂がちゃんと出るところが皮脂過剰となってテカり、頑張ろうとしたけど皮脂が出なかったところがそのまま乾燥し、同じ顔の中なのに脂性肌と乾燥肌が混ざることが、混合肌の原因になります。
特にTゾーンは毛穴の数が多く皮脂腺が強いので皮脂が出やすいのですが、Uゾーンなどのフェイスラインは毛穴が少なく乾燥しがちです。
ではなぜ細胞間脂質が減るの?
では細胞間脂質が減ってしまう原因はなんでしょうか。
原因のほとんどは、クレンジング&洗顔にあります。
クレンジングや洗顔はメイクや汚れを落とすものですが、みなさんはどういった基準で選んでますか。
汚れを落とす、というのには実は大きく分けて2種類の成分があります。
一つは天然の油脂から作られた石けん成分。
よく、オリーブオイルなどを使って手作り石鹸を作ったりする方もいますが、まさにそれです。
石けん成分はお肌の弱酸性の環境ではパワーを失うため、ウォータープルーフやガッツリメイクなどは落ちにくいです。しかしその分、お肌の表面や毛穴の汚れだけを取り、細胞間脂質まで入ってくることはありません。
対してもう一つの成分は、石油から作られた合成界面活性剤です。
安く大量生産できるため、市販のクレンジングや洗顔料にはほとんど入っています。
この合成界面活性剤のいいところは、洗浄力がとても強く、ガッツリメイクもちゃんと落ちるところです。
しかしデメリットとして、お肌の表面だけでなく細胞間脂質まで入り込み、一緒に洗い流してしまうんです。
つまり、洗顔方法やスキンケア方法以前のお話で、合成界面活性剤の入ったクレンジングや洗顔料を使用しているだけで細胞間脂質がどんどん洗い流されてしまうんです。
テカるところだけ、テカりを抑えるケアをして、乾燥するところにはしっかり保湿を…とマメにケアをしていても、まずはこの細胞間脂質を洗い流さずお肌の中を乾燥させない、ということが鉄則なんですね。
その上で、洗顔方法やスキンケア方法が正しいか、混合肌を招くようなことはしてないかなど確認することをオススメします。
混合肌で悩んでいる方は、まずはクレンジングと洗顔料の見直しからはじめてみましょう。
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