海藻はニキビを悪化させる!?意外な関係とは
健康やダイエットにもいいイメージが強い海藻。
カロリーも低く食物繊維やミネラルも豊富なので積極的に食べているという方も多いですよね。
ワカメやメカブ、ひじきなどは和食にもよく使われますし、サラダに入れたりしても美味しいですよね。
しかしことニキビの話になると、実は海藻はニキビを悪化してしまう作用も持っているんです。
そこで、海藻とニキビの関係についてご紹介していきます。
海藻でニキビが悪化?その理由とは
海藻には水溶性の食物繊維が豊富に含まれ、便を柔らかくしてお通じをよくする効果があります。
便秘になると体に有毒なガスが溜まりがちになり、肌荒れが起きたり代謝が落ちて太りやすくなったりするので、便秘を解消するのは大切です。
またひじきなどは鉄分なども豊富です。
鉄分が不足するとお肌に十分な酸素が送れず、ターンオーバーが遅れがちになり、古い角質が毛穴を塞いでニキビの原因になったりします。
そのため、海藻類にはニキビを解消する効果もたくさんあるんです。
しかし気をつけなければならないのは、食べる量です。
海藻にはヨウ素という栄養素もたくさん含まれています。
ヨウ素は、甲状腺ホルモンというホルモンと似た働きをします。
甲状腺ホルモンは、喉の下の方にある甲状腺からでるホルモンで、新陳代謝を活発にしたり、栄養を吸収したり、エネルギーを作る働きをしています。
そのため、このホルモンが減ると太りやすくなったり、疲れやすくなったり、老けこんだりします。
じゃあヨウ素を摂れば、代謝が上がってお肌もピカピカになるんじゃないの?と思いますが、実はこのヨウ素はそれ以外にも、
体の中の余分な脂を外に出そうする働き
も持っています。
しかも、外に出す、というのも、便などと一緒に出してくれればいいのですが、毛穴から出してしまうんです。
ダイエットをしている方にとっては体の中の余分な脂肪を出してくれるなら、太りにくくなっていいじゃん!と喜べるんですが、ニキビができやすくなっている方にとっては、毛穴詰まりを起こしやすくなってニキビできやすくなるじゃん!という感じで、一概に喜べないんです。
最初にも述べた通り、海藻類には食物繊維や鉄分をはじめとするミネラルも豊富なので、ある程度であれば体の中をキレイにしたりニキビにも効きます。
しかし、食べ過ぎると皮脂がたくさん出てしまい、ニキビの原因になりかねないんですね。
では適量とはどのくらいなんでしょうか。
国が推奨している、体に問題ないヨウ素の摂取量は、130μgです。
対してこれ以上摂ると体に危険な影響が出るかもしれない、という量は1200μgです。
昆布でいうと、たった5g中に12000μgも含まれているんです!
ただこれは乾燥した状態の昆布なので、わかめなど水で戻した状態であれば10gでヨウ素が190μgです。
10gというとお味噌汁1人前くらいですね。
また、ヨウ素は大豆製品と組み合わせると、体に吸収されず排出されやすくなります。
そのため、お味噌汁に入れたり、お刺身と一緒にお醤油で頂いたり、お豆腐と一緒にサラダで頂けば、ヨウ素の吸収率は抑えつつ食物繊維やミネラルはしっかり摂れるんですね。
ヨウ素が心配な方は大豆製品と合わせて食べるようにするとよさそうですね。
ヨウ素は毎日毎日海藻を意識して食べなければ食べ過ぎることはあまりないですが、美容やダイエットのためにたくさん食べている方はニキビができないように気を付けましょう。
スキンケアを変えるだけで、10年間悩んだニキビがキレイに
