チーズはニキビにいい?悪い?ほんとのところ
お酒のおつまみや、デザートなどでも人気のチーズ。
女性にも男性にも人気で、タンパク質が豊富なのでお酒のおつまみはチーズがいいよ、なんてよく聞きますよね。
しかしチーズには、ニキビにいい面と、ニキビを悪化させてしまう面があります。
そこで、チーズのお肌への影響や正しい選び方などをご紹介したいと思います。
チーズがニキビにいい理由
チーズがニキビにいいと言われている理由は、
- タンパク質が豊富
- ビタミンBが豊富
- 乳酸菌が豊富
ということです。
タンパク質が豊富
タンパク質は、筋肉の材料になるだけでなく、お肌の細胞やコラーゲンの材料にもなりますし、ホルモンの材料にもなります。
そのため、タンパク質が不足すると健康的な細胞が作れず、刺激に弱いお肌になってしまい、ちょっとしたことでニキビができたり肌荒れしてしまいます。
また、ホルモンバランスが崩れやすくなり、男性ホルモンが増えて皮脂分泌量が増えたり、自律神経が乱れてニキビができやすくなったりします。
チーズにはタンパク質が豊富に含まれるので、タンパク質不足によるニキビを防げるんですね。
ビタミンBが豊富
ビタミンBは皮脂をコントロールする作用があります。
ニキビができやすい方は皮脂が多く出る傾向にあるので、ビタミンBを摂ることで皮脂の分泌量が適量になり、ニキビを防ぐ効果があります。
チーズには他にも、お肌を丈夫にするビタミンAや、お肌の代謝を高める亜鉛などが豊富に含まれています。
乳酸菌が豊富
チーズは牛乳に菌を入れて発酵させて作る発酵食品です。
特に腸内環境を整える乳酸菌が豊富なので、お通じをよくして老廃物をしっかり体の外へ出し、ニキビができるのを防ぎます。
チーズがニキビを悪化させる理由
これに反して、チーズにはニキビを悪化させる作用も併せ持っています。
チーズは種類にもよりますが、動物性脂肪を多く含みます。
動物性脂肪は食べ過ぎると血液をドロドロにしてしまったり、皮脂の分泌量を多くしてしまいます。
血液がドロドロになると、毛細血管まで血液が行き渡りにくくなるので、お肌の代謝に欠かせない酸素や栄養素が運ばれにくくなります。
そうすることでお肌の代謝が落ちて、古くなった角質が剥がれず毛穴を塞いでしまい、ニキビができやすくなったり、シミやクスミの原因にもなります。
また、たくさん摂ってしまった動物性脂肪は皮脂としても出てきますが、その際サラサラの皮脂よりもベトッとした毛穴に詰まりやすい皮脂として出てきてしまうので、ニキビを作りやすくなってしまいます。
結局、チーズはニキビによくないの?
では結局チーズはニキビによくないのでしょうか。食べない方がいいのでしょうか。
結論からいくと、
- 食べ過ぎないこと
- 脂肪分が多いチーズは控えること
を守れば、ニキビが悪化することはほとんどないでしょう。
脂肪分が多いチーズというのは、おつまみなどで出てくるナチュラルチーズではなく、ピザや調理に使うプロセスチーズのことです。
プロセスチーズは加工の過程で加熱しているため、発酵した時にできた乳酸菌なども死んでしまいますし、美味しさを優先して脂肪分や糖質を付け加えていることが多いので、ニキビになりやすいんです。
また、チーズケーキなどのスイーツももちろん食べ過ぎはニキビの元になってしまうので、食べる時はナチュラルチーズを選ぶようにしましょう。
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