重度のニキビにビブラマイシン!ニキビへの効果と副作用
スキンケアや丁寧な洗顔でもなかなかニキビが治らず、中にこもったようなニキビや炎症がひどいニキビが治らない場合、
ビブラマイシンという内服薬が出される場合があります。
ビブラマイシンは重度のニキビに用いられる薬で、効果も大きいですがその分副作用もあります。
そんなビブラマイシンのニキビへの効果や副作用、飲み方などご紹介したいと思います。
ビブラマイシンのニキビへの効果
ビブラマイシンはとても強い殺菌効果のある内服薬です。
主にカンジタ、皮膚炎の治療に用いられるテトラサイクリン系の抗生物質で、ニキビ治療にも使われます。
ニキビが重症化している時は、毛穴の中に詰まった皮脂にアクネ菌や黄色ブドウ球菌が繁殖している状態です。
そのアクネ菌や黄色ブドウ球菌が皮脂を食べる時に出る物質が、お肌を傷付けて炎症を起こしニキビが悪化していくのですが、
ビブラマイシンにはこのアクネ菌や黄色ブドウ球菌を殺菌する作用があります。
そのため、白ニキビや黒ニキビなど、まだ炎症を起こしていないニキビには効果がなく、
赤ニキビや黄ニキビなど、アクネ菌や黄色ブドウ球菌が繁殖して炎症を起こしているニキビにはしっかり効果があります。
しかし、これだけしっかり効果がある薬なので、その分副作用も大きいのがデメリットです。
ビブラマイシンの副作用
ビブラマイシンはニキビを重症化させるアクネ菌や黄色ブドウ球菌を殺菌する効果もありますが、その分お肌に必要な菌も一緒に殺してしまうというデメリットがあります。
そもそもアクネ菌はお肌にとっては必要な菌で、普段は刺激からお肌を守ってお肌を健やかに保っているので、アクネ菌が殺されることでお肌のバリア機能が低下し、さらにニキビができやすいお肌になってしまうんです。
また、これだけ強い作用があるお薬なので
- 吐き気、嘔吐
- 胃痛
- かゆみ
- 下痢
といった副作用もあります。
特に、下痢になる方が多いようです。
耐性菌にも注意!
こういった菌を殺すタイプの抗生物質は、飲み続けていると耐性菌という耐性が体にできてしまいます。
体が慣れてしまい、効かなくなるということですね。
この耐性菌は一度できてしまうと一生効そのお薬が効かなくなります。
そのため、ビブラマイシンがとてもよく効くからといって飲み続けていると、そのうち効かなくなり、最終的にはビブラマイシンが効かない体になってしまうんです。
これらの副作用や耐性菌を考慮し、ビブラマイシンは本当にニキビがひどい時だけ、1週間~2週間程度飲む程度にしておくほうが無難です。
カルシウムと一緒に飲むのは控えましょう
ビブラマイシンの作用は、カルシウムと一緒に摂ると作用が弱くなってしまいます。
そのため、牛乳などの乳製品、小魚などカルシウムが多いものは一緒に摂らないようにしましょう。
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